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判型：B4変型（316×265mm）／頁数：160／紙装ハードカバー

印刷：モノクロダブルトーン

定価：6,000円＋税／発売：2012月7月18日

発行：株式会社コスモスインターナショナル

由良環写真集『TOPOPHILIA cities after sunrise / before sunset』（トポフィリア）

由良環は、2012年７月18日～７月31日、銀座ニコンサロンで写真展「TOPOPHILIA CITIES after sunrise / before sunset」を開催したが、同時に上梓したこの写真集で2013年度の日本写真協会賞新人賞を受賞した。世界10都市（東京、パリ、ベルリン、ニューヨーク、北京、ニューデリー、イスタンブール、ローマ、ロンドン、モスクワ）の日の出後１時間と日の入り前１時間を定点で撮影し、その２点をワンセットに組み合わせた作品集である。４×５インチカメラで世界中の街角をじっくりと腰を据えて捉えたその描写は、これまで見たことのない都市の断面を表して新鮮だ。写真は「一朝一夕」を表しているけれど、まさにその言葉のようにそう簡単には行かないテーマである。この難題を成し遂げた作者のバイタリティーはまさにあっぱれと言うほかない。加えて秋山伸の構成とデザイン、そして印刷が素晴らしい。