那和秀峻(なわ・ひでたか)
1944年神戸に生まれました。学校は写真関係ではなく、上智大学外国語学部英語学科卒。この頃、写真はまだほんの趣味でした。
写真は毎日新聞社の英文毎日記者として、現場取材で覚えました。とくに、1970年の大阪万博では記事を書くより、写真取材のほうが多かったぐらい。カメラのメカニズムに興味を持ったのは、カメラアートという英文カメラ雑誌で編集の仕事をしてからです。
カメラマン兼ライターとしてフリーになったのは1976年。以来、カメラ雑誌のハウツー記事やメカニズム解説などを中心に活動し、現在に至ります。フォトキナ取材では英語が大いに役に立ちました。その後の海外取材でも、ほとんど英語で用が足ります。思わぬところで学業が生かせました。
東京造形大学非常勤講師、日本写真芸術専門学校非常勤講師、日本カメラショー講師、歴史的カメラ審査委員、カメラグランプリ選定委員(1984~2012)、フォトマスター検定委員、国際文化カレッジ総合写真展審査員、朝日カルチャー講師、砂町デジカメ倶楽部講師などを経て、現在は「散歩写真家」。
著書は最新刊が「写真家と名機たち」(彩流社)、ほかに「AFカメラ、お持ちですか?」(情報センター)、「隅田川」(東京新聞)、「デジカメ撮影テクニック」(毎日コミュニケーションズ)、「名機を訪ねて」(日本カメラ)など。共訳書に「カメラ」(朝日ソノラマ)もあります。
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